いろんな現象にはそれなりの理由がある
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レナード現象には理由がある 著者:川原 泉 |
『何気なく隣に座っている一見平凡そうな人にも、それはそれで実は凄い物語を持っているのだ』・・・・・と、改めて考えさせてくれるお話の数々。
川原泉教授、久しぶりの新刊を読み終えた後、『うわぁ~~、やっぱりこの人って凄い人だな』とつくづく感じさせられました。
教授、600円で幸せをありがとう、です(笑)
中に収められているお話の数々は、一話完結のオムニバス方式で4話収録。
超・超進学校(という表現も凄い(笑)現実の世界でいえば麻布とか開成の男女共学版??)である私立彬英高校に通う生徒たちの一人にスポットライトをあてて、彼女たちの生活の上で起こる高校生ならではの(高校生の人ならばまさに今、そして過ぎ去った人には身に覚えが・・・的な)葛藤やら思いが、いかにも川原先生なりの手法で描き出されています。
特に私なんぞはもう、表題ともなっている最初のお話、『レナード現象には理由がある』に描かれている蕨よもぎさんのお気持ち・・・・(出来なさすぎ、猿頭だといわれて『猿』になっちゃうところ)にまさに今、全くといってもいいほど英語ができないのにここにいる、という生活をしているだけに大共感の嵐。
(そしてまた、「ぷろじぇくと○」を見て復活してしまう単純なところなんぞも・・・・ごほごほ・・・・)
でも凄いのが、そんな蕨さんには奇跡のヒーリング体質があって(このあたりがすっごく平凡すぎる自分とは遥かに違って、第二話に書かれている平凡どんぐりと悩む亘理さんとまたしても共感を分かち合うことに・・)、その能力を会得するに至った理由について、彼女は自分の人生は平凡すぎるのだといいきってしまうところ。
さだまさしさんの詩に「誰もが自分の人生の主人公~♪」みたいなフレーズがありますけれど、まさにそれを地で漫画でやっちゃってくれているようなお話になっております。
ほんに人生って、深いものなのかも。
改めてしみじみとそういいたくなってしまいました。
それからこれは余りにも余談的なお話なのですが、個人的に興味深く面白く(かつ笑い転げて)拝読したポイントとして、BLについての講釈の絡みがあげられます。
身近にこれにずっぽりと頭までどころか、水深1万メートルくらい嵌っている奴(妹)がいるのですが、彼女にいくら薦められてもその面白さについては全く理解不能でした。
でもここで書かれている講釈を拝読していて、ようやくなんとなく理解の淵が見えてきたような気がします。
・・・・・・・・ そっか。あんな風に読めば、嵌ることができるんだ(笑)
もっともそれでも私はやっぱり、『すね毛同士が絡み合う関係』(←っていうと、「そんな風に想像するからいけないんじゃないっ!!想像の世界でそこまで考えるなっ!」って怒られるのですが、どうしたって想像しちゃうんですわな、すまん妹よ、こんな姉で)には理解不能なので、実際にいるカップルについては理解と応援はするけれど好んでまでそういった本は読みたくないかと(笑)
っと、ちょっと横になりましたが、まだこちら手に取られてらっしゃらない方がいらっしゃいましたら、機会を是非無理やりにでも摑まえて(笑)御覧になってみてください。
爆笑と共感の後に、じんわりと優しい風が吹いてくると思います。
是非お試しあれ♪
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